中東イランで使用されている言葉はペルシア語(ペルシャ語)です。文字はアラビア文字を使用していますが、文法構造はアラビア語とは全く異なります。ペルシア語はインド・ヨーロッパ語属ですので英語と同じ仲間です。英語同様に人称によって動詞の語尾が変化する程度で、比較的シンプルな言語です。また語順が日本語とほぼ同じであることも我々にとってはとっつきやすい言葉だと思います。ただ、読み書きの面ではアラビア文字を使いますので、最初は少々苦労するかも知れません。が、これも覚えてしまえばあまり難しいものではありません。同じアラビア文字を使うアラビア語に較べると発音面でも易しいと思います。
ペルシア語は現地ではファルシー(Farsi)と呼ばれています。ペルシアというのはもともとはファールス地方という言葉が源です。ファールスの言葉・ファルシーというわけです。イランの人たちはペルシアと呼んでいたのかもしれません。が、イスラムがササン朝ペルシアを滅ぼしたあとのイラン(ペルシア)はイスラム支配になり、アラビア語も侵入してきます。文字もアラビア文字が使われるようになりました。アラビア語にはPという音はありません。従ってPという文字もなかったわけで、ペルシアのPはFが転用されたのでしょう。ペルシア語は美しい言葉です。ハーフェズやオマルハイヤームの詩は非常に美しくイラン人の会話には彼らの詩の一部がでてくることも普通です。そんな言葉を学んでみてはいかがでしょうか。
イランでのビジネス、留学、旅行などでペルシア語を身に着けてから現地へ行かれたら、滞在もより大きな収穫を得ること間違いないことでしょう。
当方ではイランへの渡航前に学習されたい方などをはじめ、ペルシア語のレッスンを希望される方には個人指導を承っております。単語、短い文の読み書きと並行して会話を学習するのが一番の近道だと思います。ご希望の節は、メールで(nicemiddle60s@gmail.com)お問い合わせ下さい。
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