飯山陽著『イスラム教再考』を読書中

久しぶりにイスラムの本を読んでいます。著者は飯山陽さん。メディアで見かけることもあるのでご存知の方もいるでしょう。彼女の著書は以前に『イスラム2.0』(2019年)を読んだことがあります。その時のことはこのブログの2020年7月31日に書いています。非常に優れた若手の研究者だなと感心した覚えがあります。そして今回の『イスラム教再考』になったわけです。2021年の発行なので既に6年が経過しているのですが、私はこの本の存在を知りませんでした。
今回のブログのタイトルが「読書中」となっているように、まだ読み終えてはいません。なかなか前に進まないのです。この本の内容もよく勉強しているなあと前回同様に関心すること大です。そのことは巻末の参考文献の多いことでも感じました。まだ最後まで読み終えていないので、内容について批評できる状態ではありません。

なぜ先へ先へと読み進めないかという理由があるのです。著者は非常に勉強しており、参考文献の多さからもわかるように、他の研究者の研究内容や言動に対しても熟知しているようです。その結果、イスラム研究者の考え方を批判する部分がこれまでのところ多いと感じるのです。これまで私自身が彼らの考えに賛同した部分もあったりするので、立ち止まってしまうのです。良いか悪いの問題ではなくて、そういう考え方もあるということに慣れていない部分があるのでしょう。新書版の小さな本です。でも内容は重くて大きいです。ゆっくり読むので、読み終えて何か言いたいことが出てくればまた書かせてもらいましょう。それではまた!