前回の続きです。私が初めてイランに行ったのは1971年でした。前回紹介した辞書とキッコーマンの醤油1缶(500cc位)だけを大切に持っていきました。どうせ長期間の駐在になるのだから、何を持って行ってもいずれはなくなるのだから、日本食品などは一切持参しませんでした。衣類も日用品も全て現地調達という意気込みでしたね。話を辞書に戻しましょう。辞書は仕事でも、日常生活でも必要でしたので、より大きな辞書をすぐに買い求めました。滞在中には何冊も買ったものですが、ここで紹介するのは、ぺ⇒英語、英語⇒ぺの最初の2冊です。学生時代に買った辞書の著者と同じもので、語彙数が多いものでした。発行年も私が訪れた時代の1972年と1973年版です。
次の画像は日本に帰国後に購入した日本語とペルシア語の辞書2冊を加えた4冊です。
日本語の2冊はいずれも黒柳先生の著書で、非常に高価なものでしたので、価格を撮影しておきました(笑)。
日本語版を使うとやはり便利ではあります。でもずっと英語版を利用していたので、それにも慣れていました。ペルシア語は英語と同じインドヨーロッパ語族ですので、英語との相性が良いのです。語彙の意味のニュアンスが相通じるものがあるので、慣れれば使い勝手は良くなりました。日本語版は折角発行されているのだから本棚に並べておきたいという気持ちがありました。