ペルシャ語講座16:昨日、今日、明日など

久しぶりにペルシャ語講座の開催です。前回は時刻の表し方を学びました。今回は表題のような内容にしましょう。原稿を用意しておいて書いているのではなく、思いつくまま書いていくので整然としていなくても、ご了承のほどお願いいたします(笑)。

今日 امروز emru-z エムルーズ 備考
昨日 دیروز diru-z ディルーズ
一昨日 پریروز pariru-z パリルーズ
明日 فردا fardou ファルドー
明後日 پس فردا pas fardou パスファルドー
今年 امسال emsa-l エムサール
昨年 سال گذشته palsa-l サーレゴザシュテ
来年 سال آینده sa-le-ayand サーレアーヤンデ

一昨日よりもっと前を表現したい時もあるかもしれません。例えば一昨日の前だとすれば、3日前ということになりますね。前は=ピッシュ なので、数字の3のセ + 日のルーズ をつけると「セ ルーズ ピッシュ」となります。これで「3日前」という表現ができます。4日前、5日前なども数字を変えればいいだけです。

同様に明日、明後日の先はどうなるでしょうか。明後日の次は「3日後」ですから「3日」=「セ ルーズ」+「ディゲ」と言います。「ディゲ」というのは、正確には「ディギャル」ですが、話し言葉の場合「ディゲ」となります。「ディギャル」の代わりに「バッド」を使ってもいいです。4日後、5日後も数字を変えればいいだけです。例文を作ってみましょうか。

 私は3日前、東京に行きました。
   من سه روز پیش به توکیو رفتم
 man se ruz pish be Tokyo raftam
 彼は4日後に、大阪に行きます。
  او چهار روز بعد به اوزاکا می رود
  u chahar ruz bad be Osaka miravad

「彼は4日後に大阪に行きます」は未来のことなので、英語ならwill goとなるのかもしれません、ペルシャ語の場合も未来形がありますが、ここでは現在形を使っておきます。日本語でも「四日後に大阪に行きます」という風に現在形の表現をしているように、ペルシャ語の同じように考えて下さい。もちろん、推定的なニュアンスで、「多分行くでしょう」というような場合は動詞を未来形にしたらいいでしょう。未来形の作り方はそう難しくはありませんが、それは後日ということにしましょう。

今日は簡単なこれだけにしておきましょう。質問があればメールをお送りください(またはコメントでもいいです)。ところで皆様方、コロナが収束傾向にあるようでいながら、まだまだ東京や北九州では不透明な状況が続いています。くれぐれもご注意ください。

 

ペルシャ語講座15:時刻の表し方

日常生活において時間や時刻の表現は大変重要です。間違えると時には大きな失敗につながることもあります。時計をみて、何時何分という表現を覚えるのが簡単な方法だと思います。また、ペルシャ語の表現は英語の表現とほぼ同じと思っていいでしょう。時計の図は Oxford picture dictionary から拝借させていただきます。

時間は sa-at サーアットといいます。1時、2時、3時の「時」もサーアットです。

1時は サーアッテ イェク

1時5分:yek va panj daqiqe ですが、vaの部分が続いて発音されるので、yekou panjdaqiqeとなります。daqiqeは普通は省略されます。英語と同様に5past 1という言い方もあります。panj daqiqe bad az yekです。

最も一般的なのは
イェコウパンジかな。

 1時5分の5分が10分に代わっただけですね これは15分ですから、punzudahとなりますが、英語と同様に1/4という表現ロブを使うことも多いです。
イエコウロブ となります。
イエコウ ビスト ダキーケ
ビスト ダキーケ バッド アズ イェク
1時半です。英語のhalfに相当するのが nim ニームです。ですから、イエコウ ニームとなります。イエコウ スィー ダキーケといってもOKです。
① イェコウ チェヘル (ダキーケ)
② ビスト ダキーケ ベ ドウ という風に2時まで20分という言い方もあります。これも英語と同様ですね。
2時まで15分という言い方がイェクロブ ベ ドウ です。文字通り説明すると「2時まで一つの1/4」ということです。勿論、イエコウ チェロパンジ でも結構です。

カタカナで分のことをダキーケと書きましたが、ローマ字ではdaqiqeと書いたように、kではなくqの音ですから、喉の奥を転がすような感じです。

ペルシャ語講座(14の続き):数の表し方

昨日は曜日の名前を紹介したあとで数の表し方になりました。数についてもう少し追加しておきましょう。前回は100と1000まででしたね。

1000 hezar ヘザール
2000
3000
10000
50000
100000
900000
1000000

1000から、2000、3000、4000・・・・は千のhezarの前に2、3、4、・・・を付けていきます。1万では千が10個ですから、ダ・ヘザールでいいわけです。2万なら千が20ですから、ビスト・ヘザールとなります。10万だと千が100個ですからサド・ヘザールですね。そして、百万になると、そのままミリオンです。発音はミリオゥーンです。百万はイェク・ミリオゥーン、2百万ならド・ミリオゥーンです。

とりあえず、数の表し方をちょっと追加しておきました。上の表は空欄ばかりですが、今日はちょっと忙しいので後日埋めておきます。ご自分で書き込んでみて練習するのもいいかも知れませんね。

ペルシャ語講座14:曜日や時刻

ペルシャ語を母語とするイランでもコロナウィルスにより、大変な状況が続いています。現在は隣国のトルコの感染が急増したようです。皆さんもどうぞお気をつけて下さい。今回は時の表し方の一部として曜日や時刻の表現を取り上げましょう。

先ずは曜日です。

曜日 ペルシャ語 ローマ字 カタカナ
金曜日 جمعه jom’e ジョッメ
土曜日 شنبه shanbe シャンベ
日曜日 یکشنبه yek-shanbe イェク・シャンベ
月曜日 دوشنبه do-shanbe ド・シャンベ
火曜日 سهشنیه se-shanbe セ・シャンベ
水曜日 چهارشنبه chahar-shanbe チャハール・シャンベ
木曜日 پنجشنبه panji-shanbe パンジ・シャンベ

イスラム世界では金曜日が休日なので、金曜日を一番上にしました。我々の日曜日に当たるわけです。これが「ジョッメ」、土曜日が「シャンベ」です。日曜日以後はシャンベの前にイェク、ド、セ、チャハール、パンジを付けます。これは1、2、3、4、5という数字の呼び方です。つまりイェク・シャンベは1シャンベということです。ド・シャンベは2シャンベということです。簡単で覚えやすいでしょう。

数字がでてきたので、数字をやってしまいましょう。

0 صفر sefr セフル
1 یک yek イェク
2 دو do
3 سه se
4 چهار chahar チャハール
5 پنج panji パンジ
6 شش shesh シェシュ
7 هفت haft ハフト
8 هشت hasht ハシュト
9 نه noh
10 ده dah

1~10までは上の通りです。最初は覚えにくいかも知れませんが、何度も繰り返すうちにひとりでに身についてくるものです。ただ、数字はこれだけではありませんね。11から20までも覚えなければなりません。英語では13から19まではteenという語が付いてましたね。ペルシャ語も同じです。10のダという語が11から19まで付くのです。同じように表を作ってみます。この表を作るのが中々大変面倒なことを分かってもらえたらありがたいです。

11 یازده yazdah ヤーズダ
12 دوازده davazdah ダヴァーズダ
13 سیزده sizdah スィーズダ
14 چهارده chahardah チャハールダ
15 پانزده panzdah パーンズダ
16 شانزده shanzdah シャーンズダ
17 هفده hefdah ヘフダ
18 هیفده hejdah ヘージュダ
19 نوزده nuzdah ヌーズダ
20 بیست bist ビスト

一応上の通りなのですが、これが標準語とでも言いましょうか。口語では、15~18のところが、プーンズダ、シューンズダ、ヒーヴダ、ヒージュダの方が一般的だと思いますし、自然にそのような発音になっていく気がします。

21からは20のビストのあとに1、2,3,4・・・を付ければ良いわけです。英語の twentyのあとにワン、ツウ、をつけるのと同じです。ですから、30,40,50・・・・を覚えればいいわけです。下に示しましょう。

20 بیست bist ビスト
30 سی si スィー
40 چهل chehel チェヘル
50 پنجاه panjah パンジャー
60 شصت shast シャスト
70 خفتاد haftad ハフタード」
80 هشتاد hashtad ハシュタード
90 نود navad ナヴァド
100 صد sad サド
1000 هزار hezar ヘザール

例えば21の場合、20の後ろに1をつけると言いましたが、実際には 21 + and +1 です。ペルシャ語で and は و va ヴァとなります。21= بیست و یک  ビスト ヴァ イェク なのですが、実際には ビストウイェクというふうにヴァの音はo になります。22=ビストウド、33=スィオーセ、55=パンジョーパンジです。

ちょっと長くなり、時刻のことは扱えませんでした。今日はここまでにしておきましょう。

ペルシャ語講座13:現在進行形

今回は現在進行形について考えてみたい。考えてみたいというのは、自分でも少々あいまいな気持ちがあるからである。現在進行形は英語の場合は中学生の時に現在形を学んだあと、be動詞の後に動詞の原形にingを付けると習った。 I work が現在形で、I am working が現在進行形である。私は働く。私は働いている。例えば「私はAという会社で働いている」と久しぶりにあった友人に言う場合は、「I am working in A 」というのであろうか。いま会話をしている時点では働いている状態ではないので現在進行形はおかしいような気がする。かといって「I work in A」では「私はAで働く」だから、日本の「私はAで働いている」のニュアンスはないような気がする。英語の専門家でないから、ついついこんなことを考えてしますのである。勿論、このような場合には現在進行形を使わなくてもきちんと表現する言い方はあるであろう。

そんな余計なことを考えながら、ペルシャ語の現在形と現在進行形について考えてみた。前述の「I work 」と例として色々な時制をみてみよう。

I work —————–  کار میکنم      kar mikonam
I worked ————-  کار کردم                       kar kardam
I will work ————  خواهم کار کرد               khaham kar kard
I was working ——-  کار میکردم                   kar mikardam
I have worked —— کار کرده ام                     kar  karde am
I had worked ——-  کار کرده بودم                 kar  karde budam
I am working ——– دارم کار می کنم               daram kar kikonam

過去進行形は、過去形+mi である。が現在進行形は、現在形の前に dashtan の現在形を付けると良い。「~~しているところです」という進行形の意味合いになる。

私は本を読んでいます。 دارم کتاب می خوانم  daram ketab mi khanam
彼は手紙を書いています。 دارد نامه می نویسد  darad name mi nevisad

大学書林発行黒柳恒男著『ペルシャ語四週間』で現在進行形の項をみると、「現在進行形は原則として現在形と同じである。・・・・中略・・・ダーシュタンを助動詞として用い、現在進行形を表すことがある。」と書いてある。

上では未来形や現在完了、過去完了の例を示しているが、それらはまた次の機会に譲ることにしましょう。

ペルシャ語講座12:疑問代名詞・ who, where など

疑問代名詞「what」に相当する「チェ」に続いて今回は「who」に相当する「キー」と「where」相当の「コジャー」です。

先ずは「誰?」ですが、簡単です「キー」となります。アルファベットでかくと k y  کی の2文字。「彼は誰ですか」なら、文字通り正確にいうと「彼は(ウー) 誰(キー) です(アスト)?」となります。 او کی است؟ ですが、いつもいうようにペルシャ語の場合は主語は動詞の語尾で分かるのでなくてもいいですね。すると「キー アスト?」となりますが、連続させて「キースト」「کیست 」となります。「あなたは誰ですか」なら、あなたという単語は省略して「キー ハスティ」ですが連続して「キエ」となります。日常生活で「あなたは誰ですか」という会話は殆どありませんが、来訪者があってインターフォンがなった時、こちらから「どなた様ですか」という場合に「キエ」といいます。いくつかのフレーズをメモっておきましょう。
● 誰が来たの? キー オーマッド
● 誰のもの? マーレ キースト
● 誰と行ったの? バー キー ラフティ

次は「where」「どこ」です。「コジャー」となります。کجا  koja です。「誰」のときもそうですが、「どこ」の場合も日本語の語順と同じように単語を並べれば、ほとんど正解です。
● どこへ行くの? べ コジャー ミラヴィ(ミリ) 「ベ」は「~へ」の意味ですが、つけなくても大丈夫。
● どこから来たの? アズ コジャー オマディ
● どこの出身ですか? コジャーイーエ
● あなたの家はどこですか マンゼレ ショマー コジャースト

それでは次は「when」「いつ?」にしましょう。これは「ke y」「ケイ」です。کی と書きます。 k  と y なので、先ほどの「誰?」の キーと同じ綴りです。それを「ケイ」と発音します。ちょっとややこしいですが、簡単なことですね。例文をいくつか挙げておきましょう。
● あなたはいつイランに来たか? ケイ ベ イラン オマディ?
● 列車はいつ出発しましたか? ghatar  kei harcat kard
● いつから  アズ ケイ
● いつまで ター ケイ

「誰?」の「キー」と「いつ?」の「ケイ」が同じ発音は違うが同じスペルだと書いたことが、ちょっと気になったので辞書を開きました。すると「誰?」の「きー」は 「ケ که」の口語であると書いてありました。ということで本来の「誰?」は「ケ」らしいのです。私にとってこれは初耳でした。

ペルシャ語講座11:疑問代名詞

今回は疑問代名詞としました。語学の専門家ではありませんので、疑問代名詞という意味が本当は何なのかなど細かいところは分かりませんが、英語の what や who などのつもりで、書こうとしています。完成した原稿を見て書いているのではありません。毎回の記事がそうなのですが、パソコンのキーを打ちながら書いているので、どの方向に行くのかは気持ち次第なのです。

まず、昔読んだことがあるのですが、全然言葉の分からない、言葉の知らない国に行って、言葉を覚えようとするときに、その人はスケッチブックかノートのような白い紙に、ゴチャゴチャと何か分からないような絵のようなものを描くそうです。そうすると、側にいた子供たちが「何?」と言ってくるそうです。そこで彼はまず最初にその国の「何?」という言葉を覚えるのだそうです。その言葉がわかれば、あとは、見たものを指さして何?」と質問すると、次々に新しい単語を覚えることができると書いてありました。なるほどと思ったものでした。

そこでペルシャ語の「何?」英語の「what」から始めましょう。what は「チェ」です。スペルは چه です。ローマ字で綴ると cheとなります。「これは何ですか?」「イン チェ アスト」「in che ast 」「این چه است ؟ 」となります。これが正しいペルシャ語です(笑)。が、実際には「イン チースト?」となります。「این چیست ؟ 」とでも書けばいいでしょうか。そして、もっと言うならば「イン チエ?」と書けばいいかな? インはこれですね。あれは「アーン」ですから、「あれは何?」は「アーン チエ?」で結構です。「あれ」や「これ」のところにたずねたいものの単語を入れてみてください。「あなたの名前」なら「エスメ ショマー」「あなたの国は」なら「ケシュヴァレ ショマー」です。名前はエスム、国はケシュヴァルですが、あなたのという時は単語の語尾の子音にeを付けます。このeをエザフェと呼んでいます。ローマ字で書いた方が分かりやすいですね。esm-e-shoma とkeshvar-e-shomaです。名詞に形容詞をつけて就職するときも名詞の語尾にeを付けたのでしたね。~~の何々というときの「の」に相当するのがエザフェの e と覚えましょう。

  • 今日のランチは何? ナハーレーエムルーズ チエ?
  • 明日の天気は何? ハヴァーエーファルドー チエ?

ちょっと横道に逸れてしまいそうですが、チェが何?という意味ですから、「どのくらい」「どの程度」という意味合いをたずねるときに「ちぇ カドル cheh qadr ?」という単語があります。また。「どうでしょうか?」のよう場場合には「チェ トウリー cheh touri ?」という単語もあります。「挨拶の会話」で「how are you?」を「Hal-e-shoma khob?」と教えましたが「Hal-e-shoma chetouri ?」も使います。そうなると「調子はどうでしょうか=ご機嫌いかがですか」となりますね。いま「挨拶の会話」を見直してみると「ちぇ トウリー」のことも書いていましたね。 ついでに言うと、会話していてちょっと意味が分からないことがあった場合には「ヤニチェ?」と言ってください。「ちょっと、どういう意味?」という感じです。یعنی ヤニ・Yaniは副詞としては「すなわち」、自動詞としては「意味する」という単語です。ヤニチェ? 覚えておくと便利な言葉です。

チェだけで随分書いてしまいました。今回はチェだけで終わりましょう。中々、いいレッスンだったような気がします(笑)。

ペルシャ語講座(番外篇):ユーチューブを利用しよう

このブログに「ペルシャ語講座」を時々入れていますが、これまでに10回になります。お遊び程度に始めたものですが、少しは見てもらえているようです。中でも、4回目の「挨拶の会話」の閲覧回数が多いようです。でも、正直言うと、私が書くこのブログでペルシャ語が学べるとは思えません。ペルシャ語の一端を知っていただける程度でしかないだろうなというのが本音です。やはり語学は音が重要です。それもネイティブの発音が望ましいでしょう。そんなことを思いながら、ユーチューブでペルシャ語のレッスンをしているものを探してみました。色々出てきました。中でも「挨拶の会話」などを扱ったものがありました。それが冒頭のユーチューブ動画です。再生スピードが少し早いので、今から始めようという方にはちょっと聞き取りにくいかもしれませんが、簡単な内容ですので予め予習しておけばいい動画だと思いました。このような動画が昔あったなら、勉強も楽だっただろうなと思います。当時はインターネットそのものがなかった。いや、パソコン自体がまだ知られていない時代でしたからねえ。せいぜい、リール式のテープレコーダーが最新の語学学習機器でした。あるいはリンガフォンというレコードも有名な教材でした。私は英語のリンガフォンを買いました。話がそれましたが、今日はユーチューブの動画を紹介するだけが目的です。

同じ動画の2も次にアップしておきます。参考にして学習してみてください。

ペルシャ語講座10:形容詞最上級

前回のペルシャ語講座は形容詞比較級でした。比較級をやるなら、最上級も早くやってよという声にせかされました。比較級は使う機会もあるし、知っておくと便利ですが、最上級はどうでしょうか。英語の場合を思い出すと、比較級を使えば最上級的な意味を表すことができましたよね。例えば、Mt.Fuji is taller than any other Japanese mountains. 富士山は日本のどの山よりも高い。このように比較級の使い方はペルシャ語でもできるわけです。どの言語でもできるということですよね、きっと。

比較級は形容詞の語尾に tar タル تر を付けました。最上級は tarin タリン をつけます。形容詞の「大きい」と「小さい」を表にしてみましょうか。

大きい bozorg bozorgtar bozorgtarin
بزرگ بزرگتر بزرگترین
小さい kuchek kuchektar kuchektarin
کوچک کوچکتر کوچکترین

二つだけを示しましたが、形容詞の語尾に付け加えるだけですから、簡単です。形容詞をいくつか紹介しておきましょうかね。

 美しい qashang 寒い sard 暖かい garm
若い jaba-n 老いた pir 高い(値段が) gera-n
高い(山が) boland 安い(値段が) arza-n 美味しい khoshmaze

それでは文章にしましょう。先ほどの「富士山は日本で一番高い山です」kuh-e-Fujisan bolandtarin kuh dar japon astとなります。「琵琶湖は日本で一番大きい湖です」 daryache-ye Biwako bozorgtarin daryache dar japon. です。  Biwako bozorgtarin daryache dar japon.  湖はダルヤーチェ。ダルヤーは海でして、チェをつけて小さな海=湖です。ちなみにカスピ海は darya-e-Mazandaran つまりマーザンデラーンの海といいます。マーザンデラーンというのはカスピ海のある北部地方を指す言葉です。ハザル族の海という意味でダルヤーエーハザルと呼ばれることもあります。

冒頭の画像は大学書林発行の黒柳恒男先生の『ペルシア語四週間』です。定価7千円という高価な本ですね。私も社会人になって余裕ができた時に買っておいてはありますが、殆ど未使用状態です。もし昔これがあったら勉強できただろうなと思います。私たちの時代は日本語参考書は皆無でした。前にも書いたかもしれませんが、Lambton著の英語があるだけでした。生のペルシャ語を聞く機会も殆どない時代でしたね。今ではNHKの国際放送も聞けます。インターネットを開けばいくらでも耳にすることができる良き時代です。一昨日もインスタグラムで知り合ったイランのラシト市(RASHT)の方とインスタグラム電話で顔を見ながら話をしました。私が昔いたことのあるラシト市の方なので懐かしく話すのですが、今は全然変わっているよということです。逆に昔のその町のことを聞かせてほしいという有様です。昔に比べると、イランも近いものです。ここ名古屋から孫たちのいる東京とライン電話ビデオで交わすやり取りと何ら変わりません。・・・それでは今日はここまでで。

ペルシャ語講座9:形容詞比較級

今回は形容詞の比較級です。比較級は形容詞の単語の語尾に tar タル を付けます。「これはあれより大きいです」の場合、in bozorgtar az a-n ast (イン ボゾルグタル アズ アーン アスト)این بزرگتر از آن است となります。英語の場合の than はアズを使います。アズの意味は普通はfrom 「から」という意味です。

簡単にいうとそれだけです。「この花はあの花より美しい」の場合は「この花は あの花より より美しい です」となり、「イン ゴル アズ アーン ゴル カシャングタル アスト」となります。日本語の語順と一緒ですから、難しくはありませんね。

語順は時には入れ替わっても大丈夫です。冒頭の図に示した形は次のように書きました。「イン ゴル カシャングタル アズ アーン ゴル アスト」といえば「この花の方がより美しいよ あの花よりは ね」という感じでしょうか。もう少し普通に会話的な場合は「イン ゴル カシャングガタレ アズ ウーン」程度でも十分伝わるでしょう。

タルを付けて比較級を付けるのが標準ですが、そうでないものが少しあります。ですからそれは覚えなければなりません。

good は khub ですが、 比較級のbetter は behtar ベヘタルです。前にも言いましたがペルシャ語は英語の親戚ですから、英語のbetterがそのままペルシャ語になっているわけです。かといってbestもそうかと言われたらこれは違うのです。

many はziya-d  ジヤードですが、比較級は bishtarです。一応タルは付いてはいます。

本当に簡単でしたが、比較級はこの程度にしておきましょう。参考のためにペルシャ語の参考書を見てみましたが、そちらの本も比較級と最上級で1ページほどしか費やしていませんでした。それではまた次回に!

キーワード:形容詞、比較級、ペルシャ語、goog, better, behtar, best, カシャング、many, bishtar,