ロシアのウクライナへの攻撃は依然として収まっていません。世界中にその影響が及んでいますが、中東への影響はどうでしょうか。ウクライナからの穀物輸出先のトップ10を見てみましょう。
2020年のウクライナの穀物輸出先トップ10 | 2019年のウクライナの穀物輸出先トップ10 |
中国 18億5500万ドル エジプト 11億2000万ドル インドネシア 5億4700万ドル スペイン 5億4300万ドル オランダ 5億1900万ドル トルコ 4億7300万ドル チュニジア 3億4700万ドル バングラデシュ 3億1700万ドル 韓国 2億8200万ドル リビア 2億6500万ドル |
エジプト 13億1100万ドル 中国 8億5900万ドル スペイン 7億6500万ドル トルコ 7億1800万ドル バングラデシュ 4億2100万ドル イスラエル 3億1700万ドル オランダ 6億2400万ドル インドネシア 5億3800万ドル チュニジア 2億9300万ドル イタリア 2億8300万ドル |
輸出穀物の量 | 輸出穀物の量 |
トウモロコシ 2790万トン 小麦 1810万トン 大麦 500万トン ライ麦 5000トン |
トウモロコシ 3230万トン 小麦 2000万トン 大麦 410万トン ライ麦 1万3000トン |
数値の出所は以下のサイトです。利用させていただきありがとうございます。
ウクライナのマルチメディア報道プラットフォーム
https://www.ukrinform.jp/rubric-economy/3195317-nianukurainano-gu-wu-shu-chu-xiantoppuweiha-zhong-guo.html
このトップテンにはエジプトとトルコ位しかでていませんが、輸出量の多い順ですから他の中東諸国は出ていません。でも、それぞれの国の穀物輸入量全体の中でウクライナからの比率は非常に高いのです。ですからレバノン辺りではロシアとウクライナで80%とかの高い比率になるはずです。ウクライナだけ採り上げましたが、ロシアも小麦の輸出大国です。当然中東にも影響がでているわけです。
私たちはエネルギーのことが一番大切のように考えがちですが、食料品が大事なのは当然のことですね。早く戦争が終わらないと、色々な面で大変なことになるってしまうでしょう。コロナ同様に早く終わりますように。