書籍紹介:古代メソポタミア全史

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最近購入した中公新書を紹介する。小林登志子著『古代メソポタミア全史』である。副題として「シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで」が付いている。定価1000円(税込み1100円)である。まだ数ページしか読んでいないので中身の感想を書くことはできない。このブログの読者にはこの本の中身がわかるように目次を次にアップしておこう。

メソポタミア文明に興味のある私にとってこの辺りの歴史は興味深い。ハンムラビ法典などは子供の時の社会(歴史)で習ったことはあるが、世界最初の法典であり「目には目を」の精神が背景にあるという程度のことしか習わなかった。詳しい歴史は高校の世界史でも扱われてはいなかったと思う、アッシリアについてもそうである。アッシリアのオリエント統一という語句は重要語句として習うが、アッシリアそのものの歴史はあまり扱われていなかったと思う。これから読むのが楽しみである。

まだ少ししか読んでいないが、これを最後まで読むことができる一般読者は果たしてどれ位いるだろうかという思いもした。例えば12頁の部分を例に挙げてみよう。
シュメル人自身は自らが住んでいる地方を「シュメル」とは呼ばなかった。「シュメル」は後代のアッカド語で、シュメル人自身は「キエンギ(ル)」と呼んでいた。一方、「アッカド」はシュメル語で「キウリ」という。まとめるとアッカド語の「シュメルとアッカドはシュメル語では「キエンギとキウリ」といい、シュメル人も、アッカド人も「バビロニア」とは呼ばなかった。・・・・・
一般読者にとってアッカド語でどういうか、シュメル語でどういうかはどうでもいいように思うのである。地名などでも当時の地名で書いておいて括弧の中に(現題名〇〇〇)となっている。最初から現題名で書いてくれた方がスムーズに読めそうであるが、著者にとってはそれが正しい表記であり、親切心一杯なのであろう。分かる気もするのである。私は読んでみようと思う。特に最後の方のサーサーン朝の部分を先に読んでみるだろう。誤解しないでもらいたい。本書を紹介したのは、お勧めだからである。

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