イスラムを知る:アザーンについて

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アザーン(اذان adhān)は、イスラム教における礼拝(サラート)への呼び掛けのことである。イスラムの国へ行くと、お祈りの時間になると、モスクから聞こえてくる歌のようなものである。と書いたが、歌と言ったらイスラム関係者から叱られるでしょうから、決して歌や音楽ではないと断っておきましょう。先ずはユーチューブに「東京ジャーミー」のアザーンが投稿されていたのでここにリンクを貼らせていただいた。短いものだから、聞いてみてほしい。

アザーンは礼拝への呼びかけということであって、コーランを朗唱しているのではないということを、間違わないでくださいね。そして、唱えられている言語はアラビア語である。その意味は昨日の平凡社『新イスラム事典』によると、次の通りである。

  1. アッラーフは偉大なり(4回)
  2. 私はアッラーフのほかに神なしと証言する(2回)
  3. 私はムハンマドがアッラーフの使徒なりと証言する(2回)
  4. いざや礼拝に来たれ(2回)
  5. いざや成功のために来たれ(2回)
  6. アッラーフは偉大なり(2回)
  7. アッラーフのほかに神なし(1回)

そして、早朝のアザーンは5と6の間に「礼拝は眠りに勝る」(2回)という文句が入る。また、シーア派のアザーンは5と6の間に「いざや善行のために来たれ」(2回)が入り、最後の7を2回繰り返して唱える。

このアザーンを聞いた時あなたはどのように感じるでしょうか。私自身は初めてイランで聞いた時「イスラムの国に来ているんだなあ」と実感したものです。そして、モスク近くで聞いた時はちょっと「〇〇さいな」とも少々思ったこともありました。特に、イスタンブールの安宿に泊まった時、早朝に非常に大きな音量でアザーンが流れてきたときは、びっくりしました。宿のすぐそばがモスクだったのでした。・・・でも、長い間イランにいるうちに、夕方に流れてくるアザーンには何か魅かれるようになりました。哀愁を帯びたような節回しがなぜか心に沁みる感じがしたのです。多分、アザーンを唱える人にも上手とそうでない人がいるかもしれません。聞くところによると、アザーンのコンテストもあるようです。また、小さな子供がアザーン(コーランも)を唱える動画なども沢山ネット上で見ることもできます。ユーチューブからその一つをリンクしておきましょう。素晴らしいです。

それでは今日はこの辺で。

 

 

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